団亀(読み)ドンガメ

精選版 日本国語大辞典 「団亀」の意味・読み・例文・類語

どん‐がめ【団亀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「どうがめ(胴亀)」の変化した語 )
  2. すっぽん(鼈)」の異名
    1. [初出の実例]「厂かとへは肢先うこく土亀哉〈忋翁〉」(出典:俳諧・俳諧三部抄(1677)上)
  3. 亀頭(陰茎の頭)のたとえ。
    1. [初出の実例]「師匠様のあのどん亀で、あの女中をくんぐるべいとは」(出典:歌舞伎・鳴神(1742か))
  4. ( 「どん」を「鈍」にかけていう ) 人をあざけっていう語。のろま。おろかもの。
    1. [初出の実例]「亀は亀ぢゃが、どん亀ぢゃ。心は往(い)んだ顔ですっこんでゐる」(出典歌舞伎桑名屋徳蔵入船物語(1770)口明)
  5. ( 楕円の形が似ているところからか ) 丁銀のこと。
    1. [初出の実例]「泥亀(ドンガメ)三つで壱貫五百目請取るからは言い分ないわい」(出典:浄瑠璃新版歌祭文お染久松)(1780)野崎村)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む