固定炭素(読み)こていたんそ

精選版 日本国語大辞典 「固定炭素」の意味・読み・例文・類語

こてい‐たんそ【固定炭素】

〘名〙 石炭工業分析の一成分。石炭の水分灰分・揮発分を定量し、これらの百分率の和を総体の一〇〇からさし引いた残部のもの。炭素主成分で、ほかに少量の水素酸素窒素などを含む。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

化学辞典 第2版 「固定炭素」の解説

固定炭素
コテイタンソ
fixed carbon

石炭コークスの工業分析において,水分,揮発分,灰分(石炭灰)を除いた残りの部分石炭熱分解(乾留)により生成するコークスやチャーのおもな構成成分.炭素が主要元素で,少量の水素,窒素,硫黄,酸素を含む.[別用語参照]石炭の工業分析

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android