旺文社世界史事典 三訂版 「国民保険法」の解説
国民保険法
こくみんほけんほう
ロイド=ジョージ蔵相が,ビスマルクの実施した社会保険制度をモデルに,健康保険と失業保険の両者を含むものとしてまとめた。保険の掛け金は,被用者・雇主・国家が分担し,被用者は無料で医療を受けられることとなった。第二次世界大戦後には,労働党のアトリー内閣で「ゆりかごから墓場まで」の標語のもとに,包括的な国民保険制度が成立した。
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