国防の本義と其の強化の提唱(読み)こくぼうのほんぎとそのきょうかのていしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

国防の本義と其の強化の提唱
こくぼうのほんぎとそのきょうかのていしょう

1934年日本の陸軍省が公刊したパンフレットで,個人主義を否定し,統制経済による高度国防国家の建設を主張したもの。「戦いは創造の父,文化は母である」と書出し,「国防は国家生成発展の基本的活力の作用である」と述べた。軍は 30年代に入るとすぐに,ソ連の5ヵ年計画と在満州権益の危機を理由に政治関与に乗出したが,これは政治への軍の責任を公然と宣言したものである。

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