地質学関係の国際的学術団体。地質学および関係科学からなる地質科学の諸問題の研究の促進と奨励、地質学および関係科学における国際的協力の助成、国際的協力体制の確立、そして4年ごとに開催される万国地質学会議の援助を目的として、1961年3月に設立された。略称IUGS。日本名は初め国際地学連合とされた。国際科学会議(ICSU)の下部機構として活動する。2015年3月の時点で、121の国と地域、国際古生物学協会、国際鉱物学連合などほぼ50の国際学術団体を会員としてもつ。会員国の分担金、ユネスコの助成金、国際団体の寄付金などを財源として運営される。会員国の代表によって選出された会長1名、幹事長1名、会計幹事1名、副会長2名、理事4名と、前会長1名、前幹事長1名の計11名で執行委員会が構成され、これらが本連合の運営にあたる。日本からは日本学術会議が加盟し、その下の地質学研究連絡委員会がこれに対応している。2008年には国際地質科学連合評議会と、4年ごとに開かれる万国地質学会議評議会による統合評議会が開催され、これまで別々に議論されていた共通の諸課題が討議された。国際地質科学連合は雑誌Episodesなどの出版物を発行している。事務局はノルウェーのトロンハイム市にあるノルウェー地質調査所に置かれている。
[木村敏雄・村田明広 2015年5月19日]
International Union of Geological Sciences(IUGS)
国際学術連合会議(ICSU)やユネスコの要望により,1960年コペンハーゲンの万国地質学会議(IGC)で新設が議決され,61年3月パリで設立。略称IUGS。1)地質科学の諸問題の研究促進と奨励,2)地質学および関係科学における国際的協力の助成,国際的協力体制の確立,3)IGCの活動を援助すること,などを目的とし,ICSUの下部機構として活動。各国のAcademyや政府代表機関などが加盟資格を有し,現在約100の加盟国のほか24の加盟団体をもっている。IGC開催期間は評議会を決定機関とし,各国に国内委員会が設けられている。季刊誌「EPISODE」のほか,関係事業の成果を出版している。
執筆者:大森 昌衛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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