International Commission of Juristsといい,略称ICJ。1952年に法学者,法律家の人権擁護を目的とする国際組織として設立。さまざまな人権問題に対し情報収集,実態調査・研究を行い,これを公表して政府や国際機関に警告を発している。1978年には,裁判官および法律家の独立性のためのセンターCentre for the Independence of Judges and Lawyers(CIJL)を開設。国連経済社会理事会,ユネスコの他,ヨーロッパ評議会やアフリカ統一機構のNGOとして活躍している。本部はジュネーブ。
国際法曹委員会とも訳され、国連や欧州審議会と協議資格を持つ人権NGOの1つで、「法の支配(rule of law)」により人権と基本的自由を保障することを、目的としている。1952年にジュネーブで、法学者、法律実務家によって設立され、世界60カ国に支部や連携団体がある。委員会は、法の支配についての検討会議、セミナー・会合の主催、年報「ICJ Review」の発行、法の支配と人権の侵害状況の調査・研究、国際人権基準に則した裁判や、人権保障手段の確保などを行っている。