土持政照(読み)つちもち まさてる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土持政照」の解説

土持政照 つちもち-まさてる

1834-1902 幕末-明治時代の武士,社会事業家。
天保(てんぽう)5年生まれ。薩摩(さつま)鹿児島藩士。生地沖永良部島(おきのえらぶじま)和泊村横目をつとめ,配流されてきた西郷隆盛の牢(ろう)を座敷牢に改築するなど厚遇し,西郷義兄弟の契りをむすぶ。西郷の教えにもとづき明治3年凶作時にそなえる互助組織の社倉を設立,島の発展につくした。明治35年12月4日死去。69歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android