デジタル大辞泉
「在名」の意味・読み・例文・類語
ざい‐みょう〔‐ミヤウ〕【在名】
1 在所の名。ざいめい。
2 住む土地の名をとってつけた名前。ざいめい。
「『わたくしが住みかが、粟田口と申すによって、あはた口と申しまする』『ふん、さては是は―でおぢゃるの』」〈狂言記・粟田口〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ざい‐みょう‥ミャウ【在名】
- 〘 名詞 〙
- ① 在所の名。住所の地名。
- [初出の実例]「此言葉を、たがしるともなふ、みな、しりわたひて、在名に、なったによって」(出典:天理本狂言・痩松(室町末‐近世初))
- 「高野のふもとにつけば、此所の在名(ザイミャウ)禿といふに付て」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)大坂)
- ② 住所の地名をとって付けた氏、または名前。
- [初出の実例]「面むきの物には名字をかかす、在名たる故也」(出典:清原宣賢式目抄(1534)一五条)
- 「大和、山城両国の、竹田と云所を知行也。故に彼の家は、竹田を在名として」(出典:わらんべ草(1660)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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