在昔(読み)ザイセキ

デジタル大辞泉 「在昔」の意味・読み・例文・類語

ざい‐せき【在昔】

むかし。往昔
「―唐制を模倣し」〈田口日本開化小史

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「在昔」の意味・読み・例文・類語

ざい‐せき【在昔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せき」は「昔」の漢音 ) むかし。いにしえ。往昔。副詞的にも用いる。
    1. [初出の実例]「在昔釣魚士、方今留鳳公」(出典懐風藻(751)従駕吉野宮〈高向諸足〉)
    2. 「所謂開化の度在昔に比較すれば更に数歩却退せりと謂ふべきのみ」(出典:明六雑誌‐四二号(1875)廃娼論〈津田真道〉)
    3. [その他の文献]〔書経‐洪範〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「在昔」の読み・字形・画数・意味

【在昔】ざいせき

むかし。〔書、洪範〕我聞く、在昔、鯀(こん)洪水(ふさ)ぎ、其の五行陳(こつちん)す(乱す)。乃ち震怒し、洪範九疇(きうちう)を(あた)へず。彝倫(いりん)攸(もつ)て(やぶ)る。

字通「在」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android