20世紀日本人名事典 「坂本徳松」の解説
坂本 徳松
サカモト トクマツ
昭和期の評論家 元・愛知大学法経学部法学科教授。
- 生年
- 明治41(1908)年9月8日
- 没年
- 昭和63(1988)年8月13日
- 出生地
- 高知県
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学社会学科〔昭和7年〕卒
- 経歴
- 昭和15年満鉄東亜経済調査局に入り、松本治一郎のアジア親善協会加入。29年日本ベトナム友好協会を創立。第三世界との連帯へ実践的に取り組み、「インドシナ休戦祝賀の夕べ」などを開いた。30年ニューデリーのアジア諸国民会議に出席、31年から愛知大学教授。ほかにAA人民連帯日本委員会、日本カンボジア友好協会理事長も務めた。51年までに中国8回、北朝鮮1回、北ベトナム3回、インド3回、アフリカ4回、キューバ1回と、第三世界を訪問。ガンジー、ホー・チ・ミン、ネールらの評伝のほか「インドシナ人民戦争」「第三世界論」の著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報