デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂田半五郎」の解説
坂田半五郎(初代) さかた-はんごろう
天和(てんな)3年生まれ。2代坂田藤十郎の門下。正徳(しょうとく)3年江戸中村座に立役(たちやく)として出演,享保(きょうほう)4年朝比奈三郎(義秀)役の荒事(あらごと)で名をあげ,9年実悪(じつあく)に転じ上手と評された。享保20年4月23日市村座の舞台で死去。53歳。俳名は杉暁。屋号は正月屋。
坂田半五郎(2代) さかた-はんごろう
享保(きょうほう)9年生まれ。仙国彦十郎の長男。寛延2年江戸中村座で2代を襲名。江戸実悪(じつあく)の随一と称されたが,実事(じつごと)も得意とした。天明2年5月(一説に7月)17日市村座の舞台で死去。59歳。初名は仙国佐六。前名は仙国佐十郎。俳名は杉暁。屋号は正月屋。