デジタル大辞泉 「坊や」の意味・読み・例文・類語 ぼう‐や〔バウ‐〕【坊や】 《「や」は接尾語》1 幼い男の子を親しんでいう語。江戸時代は男女両方に用いた。2 世なれていない若い男を親しんで、または軽んじていう語。「いつまでたっても坊やで困る」[類語]坊ちゃん・坊主・少年・男の子・童子どうじ・少童しょうどう・小僧・小童こわっぱ・男子・男児・ボーイ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「坊や」の意味・読み・例文・類語 ぼう‐やバウ‥【坊や】 〘 名詞 〙 ( 「や」は呼びかけの助詞から )① 幼児を親しんで呼ぶ語。現在は男子だけに用いるが、江戸時代は男女両性に用いた。[初出の実例]「坊や。おとなしくねんねしやヨ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)② 世なれていない若い男。ぼっちゃん。坊やの補助注記「春色梅児誉美‐三」の「コウお蝶ぼうや、そこへはやくまあお茶の支度でもおしよ」のように「や」に助詞の働きが残っていると見られる例もある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例