デジタル大辞泉
「小童」の意味・読み・例文・類語
こ‐わらわ〔‐わらは〕【小▽童】
子供。こわらべ。
「―の肩をおさへて、聞こえぬ事ども言ひつつ」〈徒然・一七五〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょう‐どうセウ‥【小童・少童・小僮】
- 〘 名詞 〙
- ① 小さいわらわ。年少の男子。男の子。こわらわ。
- [初出の実例]「先出二占手一〈用二四尺以下小童一、前一日於二内裏一量二長短一〈略〉〉」(出典:内裏式(833)七月七日相撲式)
- 「かくて小童思ひの外。峰入の姿山伏の、兜巾(ときん)・篠懸(すずかけ)・苔の衣」(出典:大観本謡曲・谷行(1546頃))
- [その他の文献]〔北史‐李先伝〕
- ② 少年の召使い。走り使いの役をする少年。
- [初出の実例]「嘗て自ら棉磨の工場に在て小僮(〈注〉コゾウ)たりしとき」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)
- [その他の文献]〔白居易‐南塘暝興詩〕
ちいさ‐わらわちひさわらは【小童】
- 〘 名詞 〙
- ① 小さいこども。
- ② 宮中で、走り使いなどの雑用に使った少年。内豎。
- [初出の実例]「ちさわらはの事説々有之、云々、或ちうさわらは日野家用之歟 或ちいさわらは徳大寺など用之」(出典:言継卿記‐天文八年(1539)正月一日)
こ‐わっぱ【小童】
- 〘 名詞 〙 ( 「こわらわ(小童)」の変化した語 ) 子ども、または若輩者をののしっていう語。若僧。
- [初出の実例]「下に引下げられこわっぱなみの草履をつかみ」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)二)
こ‐わろう‥わらう【小童】
- 〘 名詞 〙 ( 「こわらわ(小童)」の変化した語 ) 草履取りや種々の下働きなどの雑用をする少年の使用人。こわろ。
- [初出の実例]「此の小わらうが三度ぬすんで食た」(出典:玉塵抄(1563)七)
こ‐わらわ‥わらは【小童】
- 〘 名詞 〙 幼い子ども。小さな子ども。こわらべ。こわらわべ。
- [初出の実例]「みづからがこわらはにてありしとき、ぬしは廿五六ばかりのをのこにてこそはいませしか」(出典:大鏡(12C前)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「小童」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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