坊守(読み)ボウモリ

  • ぼうもり バウ‥
  • ぼうもり〔バウ〕

世界大百科事典 第2版の解説

寺坊の番人を指すが,とくに真宗では,住職の妻をいう。《親鸞聖人御因縁秘伝鈔》には,法然が親鸞の妻をみて〈子細ナキ坊守ナリ〉といったとあるが,坊守の語の所出史料としては早いものに属する。しかし,この史料の成立から推して,親鸞の時代に坊守の語があったとは断言できない。和歌山県御坊市西円寺旧蔵の,興国4年(1343)正月13日付の《一向専修念仏名帳》には,〈釈了心房道場坊主 円心房坊守〉とあり,すでに道場主の妻を坊守と呼んでいたことが確認できる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 寺院の坊を守る人。寺院の番人。
② 小さい寺の身分の低い僧。
③ 真宗の僧の妻をいう。
※浄瑠璃・親鸞記(1624‐44)二「其ままぎょくにょの御ひめを、ぼうもりにそなゑ給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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