埋め茶女郎(読み)ウメチャジョロウ

デジタル大辞泉 「埋め茶女郎」の意味・読み・例文・類語

うめちゃ‐じょろう〔‐ヂヨラウ〕【埋め茶女郎】

遊女等級江戸吉原で、太夫たゆう格子こうし女郎散茶さんちゃ女郎に次ぐ格下の遊女。散茶を薄めるのしゃれからという。

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精選版 日本国語大辞典 「埋め茶女郎」の意味・読み・例文・類語

うめちゃ‐じょろう‥ヂョラウ【埋茶女郎・梅茶女郎】

  1. 〘 名詞 〙 江戸新吉原の遊女格付けの一つ太夫格子、散茶に次ぐもの。「散茶」を薄めた意のしゃれという。寛文頃(他に諸説がある)から寛保頃(一六六一‐一七四四)までつづいたが、のち、座敷持ち、部屋持ちに分かれた。埋め茶。梅女郎。
    1. [初出の実例]「むめ茶女郎も又寛永年中に初る」(出典:随筆・洞房語園(1720)下)

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