執奏(読み)しっそう

精選版 日本国語大辞典 「執奏」の意味・読み・例文・類語

しっ‐そう【執奏】

〘名〙 意見書き物などをとりついで天皇など貴人に奏上すること。とりついで申し上げること。また、その人。伝奏。執啓。
続日本紀‐天応元年(781)一二月丁未「而群公卿士咸倶執奏」 〔晉書‐賈謐伝〕

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デジタル大辞泉 「執奏」の意味・読み・例文・類語

しっ‐そう【執奏】

[名](スル)取り次いで奏上すること。また、その人。伝奏。
阿部一族を残らず討ち取ったことを―してもらった」〈鴎外阿部一族

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普及版 字通 「執奏」の読み・字形・画数・意味

【執奏】しつそう

書を天子に取りつぐ。〔晋書、賈謐伝〕謐上議し、(晋の起年を)泰始より斷と爲さんとふ。~司徒王戎・司、~國子士謝衡、皆謐の議に從ふ。~謐、重ねて戎・の議を執奏し、事に施行せらる。

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