堤川(読み)つつみがわ

日本歴史地名大系 「堤川」の解説

堤川
つつみがわ

八甲田はつこうだ山系から流れ出たあら川と駒込こまごめ川の合流点松森まつもり福田ふくだの西から、青森湾に注ぐまでの約一・八キロを堤川という。現在は青森市街地を東西に二分する形で流れるが、青森の町づくりが行われた当初は町の東端であった。

「津軽歴代記類」に寛永三年(一六二六)「初て堤川ヘ橋を掛渡」すとあるが、寛文年間(一六六一―七三)絵図(市立弘前図書館蔵)では、松森町の東に「船渡 小湊街道」、たばこ町の東側に「馬渡 小湊街道」とあって架橋はない。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「堤川」の意味・わかりやすい解説

堤川
ていせん / チェチョン

韓国大韓民国)、忠清北道の北東部に位置する都市。面積882.37平方キロメートル、人口14万3537(2000)。1980年、邑(ゆう)(町)から市に昇格。95年、堤川郡と統合。鉄道中央線、忠北線、太白線などが交差する交通の要地である。付近では石灰石珪石(けいせき)などの産出が多く、セメント工業が発達している。市内の長楽洞にある長楽七層石塔と、青田洞にある義林池は有名である。

[邢 基 柱]

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デジタル大辞泉プラス 「堤川」の解説

堤川(ていせん)

石材の名。韓国産の灰色系御影石。

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