塚畑古墳(読み)つかはたこふん

日本歴史地名大系 「塚畑古墳」の解説

塚畑古墳
つかはたこふん

[現在地名]當麻町大字南今市

現徳げんとく寺北方に所在する前方後円墳墳丘はほぼ西面、全長七〇メートル、後円部径・前方部幅とも四〇メートル、現當麻町内では最大の規模。周囲には幅一八メートル余の周濠痕跡を示す水田が残る。墳丘には円筒埴輪片も認められ、中期古墳であろう。

〔刊行後の調査の進展〕

平成一三年(二〇〇一)の「大和前方後円墳集成」作成に伴う測量調査により、西面する前方後円墳で、墳丘長七二メートル、後円部径四四メートル、前方部幅四六メートル。


塚畑古墳
つかばたけこふん

[現在地名]須賀川市和田

阿武隈川西岸の河岸段丘上の微高地にある。北側には比高二三メートルの丘陵を控える。塚畑の地名のとおりかつては土盛の存在が知られていたが、近世初頭の新田開発により破壊・削平されてしまったとみられ、墳丘とともに地名も失われていた。しかし田の水路を掘削する際に円筒埴輪片が出土し、畦畔に墳丘の名残もわずかに確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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