増益法(読み)ぞうやくほう(その他表記)pauṣṭika

精選版 日本国語大辞典 「増益法」の意味・読み・例文・類語

ぞうやく‐ほう‥ホフ【増益法】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] puṣṭika の訳 ) 仏語密教の四種修法、および五種修法の一つ寿命福楽、栄官など功徳円満を祈る秘法。〔七倶胝仏母所説准提陀羅尼経〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「増益法」の意味・わかりやすい解説

増益法
ぞうやくほう
pauṣṭika

密教の修法の一つ。おもに世俗的に幸福や長寿財産などの増長を願うために修するもの。この法を修するときは行者万物を生長せしめる春に相当する東方に向って,宝物を生じる地大の色である黄色の衣を着け,檀を黄色に塗り,檀,護摩,炉,護摩木などは地大の形である方形のものを用いる。

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