墨勅(読み)ぼくちょく

精選版 日本国語大辞典 「墨勅」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐ちょく【墨勅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 朱色の印をおさないところから ) 天子天皇直筆による勅書宸筆の勅書。
    1. [初出の実例]「遣右近衛少将藤原朝臣清経、就太政大臣枇杷第、齎墨勅旨」(出典日本三代実録‐元慶四年(880)一二月二一日)
    2. [その他の文献]〔旧唐書‐百官志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「墨勅」の読み・字形・画数・意味

【墨勅】ぼくちよく

墨書詔書。〔南斉書、高帝紀上〕太を輔(たす)け、~民僞雜物を禁ず。~皆敕を須(もち)ふること、そ十七條なり。

字通「墨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android