デジタル大辞泉 「壺胡簶」の意味・読み・例文・類語 つぼ‐やなぐい〔‐やなぐひ〕【×壺胡=簶】 筒形の胡簶。古代の靫ゆきの遺制で、譲位や節会せちえなどの儀式の警固に近衛このえの武官が背に負ったもの。つぼ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「壺胡簶」の意味・読み・例文・類語 つぼ‐やなぐい‥やなぐひ【壺胡&JISED8C;】 〘 名詞 〙 公家の武官の矢の容納具の一種。古代の靫(ゆぎ)の遺制で、譲位、節会、その他の儀式などの警固に、多く地下の近衛の武官が用いた。つぼえびら。つぼ。壺胡簶〈伴大納言絵詞〉[初出の実例]「中将にて内にさぶらひける時に、あひしりける女蔵人の、ざうしにつぼやなぐひおひかけをやどし置て侍りけるを」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑四・一二五三・詞書) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例