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夢金

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デジタル大辞泉プラスの解説

夢金

古典落語の演目のひとつ。「錦嚢」とも。二代目三遊亭遊三が得意とした。オチはしぐさオチ。主な登場人物は、さむらい、船頭。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

夢金
ゆめきん

落語。古くは「欲の熊鷹(くまたか)」「欲の熊蔵(くまぞう)」ともいった。欲の深い船頭の熊蔵は、寝言にまで「百両欲しい、二百両欲しい」とうなっていた。ある日、船宿へ浪人が美しい娘を連れてきて「深川まで屋根船を出してくれ」という。熊蔵は酒代をはずむという約束で船を出すことにする。大川の途中まできたとき浪人が熊蔵をおびき出し、「あの娘は、家出の途中に癪(しゃく)を起こして苦しんでいたのを介抱ごかしに連れてきた。大金を持っているから殺して山分けしよう」という。熊蔵は逆に浪人をだまして中洲(なかす)に置き去りにし、娘を家へ届ける。娘の親は喜んで熊蔵に100両を礼金として渡す。熊蔵が「こいつはしめた」と両手で強く握り締めると痛いので目が覚めた。気がつくと熊蔵は元の船宿の2階で夢をみており、自分の急所をしっかりと握っていた。講釈調の話し方で運ぶ特異な話芸で、江戸の錦絵(にしきえ)を思わせる味わい深い咄(はなし)。3代目三遊亭金馬、6代目三遊亭円生(えんしょう)らが得意とした。[関山和夫]

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