精選版 日本国語大辞典 「大名題看板」の意味・読み・例文・類語 おおなだい‐かんばんおほなダイ‥【大名題看板】 〘 名詞 〙 大名題①を書いて、劇場の表に掲げる看板。江戸では一丈五尺余の大看板に外題を勘亭流で大書し、その上に語りを書き、さらに一座の立者を絵組みであらわし、四すみに座の定紋の金物を打った。上方では一枚看板という。大名題。[初出の実例]「廿五日頃、大名題看板を出す」(出典:劇場新話(1804‐09頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の大名題看板の言及 【看板】より …これに一定の形式が生じたのは寛政(1789‐1801)のころと考えられる。当時の絵によると江戸の劇場正面に見える看板のうち文字を主にしたものでは,木戸口に腰高の台を置きその上へ2階軒までも届く大名題(おおなだい)看板が目だつ。これは総タイトルを記しその上方に狂言作者が作った韻文調の主題説明文(語り)が記されている。… ※「大名題看板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by