大和山甚左衛門(読み)やまとやま じんざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大和山甚左衛門」の解説

大和山甚左衛門(初代) やまとやま-じんざえもん

1677-1721 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
延宝5年5月19日生まれ。初代上村吉弥の門人若女方から立役(たちやく)に転じ,初代坂田藤十郎にまなんで俏事(やつしごと),傾城(けいせい)買いを得意とした。享保(きょうほう)6年閏(うるう)7月19日死去。45歳。大和(奈良県)出身。初名は小桜林之助。前名は小桜林左衛門。

大和山甚左衛門(2代) やまとやま-じんざえもん

1711-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。
正徳(しょうとく)元年生まれ。天井(てんじょう)又右衛門の孫。初代の養子となり,若衆方,若女方をつとめる。元文元年2代甚左衛門を名のり,立役(たちやく)に転じる。延享3年大和山林左衛門と改名,のち甚左衛門に復した。前名は大和山仙助(初代)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例