大和茶(読み)やまとちゃ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「大和茶」の解説

大和茶[茶類]
やまとちゃ

近畿地方奈良県地域ブランド
大和高原地域で生産されている。新茶は5月頃。806(大同元)年、弘法大師が唐から茶の種子を持ち帰り、宇陀に種を播いて製法を伝えたのがその発祥という。吉野郡十津川村では釜炒り茶も独特の製法でつくられている。他の銘柄茶より少し長めに急須の湯に浸すとよい。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大和茶」の解説

大和茶

奈良県産の茶の総称同県では古くから月ヶ瀬田原などの山間地域での茶の栽培が盛ん。当地での栽培は、弘法大師(空海)が唐から持ち帰った茶の種子から始まったと伝えられている。

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飲み物がわかる辞典 「大和茶」の解説

やまとちゃ【大和茶】


奈良県北東部の大和高原一帯に産する緑茶。香りと味わいにすぐれた良質な煎茶として知られる。◇806(大同元)年、空海が唐から持ち帰った茶の種子をまいたと伝えられる。

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世界大百科事典(旧版)内の大和茶の言及

【煎茶】より

…北海道と東北の一部を除いて日本全土でつくられており,産額は静岡県が最も多く,鹿児島,三重,埼玉の諸県がそれに続く。産地銘柄としては,静岡県の川根茶,本山茶,京都府では宇治田原や和束(わづか)の宇治茶,埼玉県の狭山(さやま)茶,三重県の伊勢茶,奈良県の大和茶などが知られている。品種としては,明治末に静岡県で育てられた藪北(やぶきた)が品質,収量ともにすぐれ,全国的に栽培されて茶樹の代表種とされている。…

※「大和茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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