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大城立裕 オオシロタツヒロ

デジタル大辞泉の解説

おおしろ‐たつひろ〔おほしろ‐〕【大城立裕】

[1925~ ]小説家。沖縄の生まれ。米国軍占領下の沖縄で高校教師となり、のち琉球政府に勤務。沖縄史料編集所長、沖縄県立博物館長を務める。かたわら小説を執筆、「カクテル・パーティー」で芥川賞受賞。他に「小説琉球処分」「日の果てから」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大城立裕 おおしろ-たつひろ

1925- 昭和後期-平成時代の小説家。
大正14年9月19日生まれ。高校教師をへて,琉球政府通商課長,沖縄史料編集所長,沖縄県立博物館長をつとめる。かたわら小説をかき,昭和42年米軍統治下の沖縄をえがいた「カクテル・パーティー」で芥川賞。平成5年「日の果てから」で平林たい子文学賞。沖縄県出身。東亜同文書院中退。作品はほかに「小説琉球処分」「縁の風景」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大城立裕
おおしろたつひろ
(1925― )

小説家。沖縄県生まれ。上海(シャンハイ)の東亜同文書院に県費派遣生として学んだが、敗戦で学校閉鎖となり中途退学。アメリカ軍占領下の沖縄で高校教師、琉球(りゅうきゅう)政府通商課長となる。かたわら創作に携わり、1967年(昭和42)同人誌の『新沖縄文学』に発表した『カクテル・パーティー』によって第57回芥川(あくたがわ)賞を受ける。この作品および『棒兵隊』(1958)、『逆光のなかで』(1966)、『亀甲墓(かめのこうばか)』(1966)などを収めた短編集『カクテル・パーティー』(1967)は、戦中・戦後の沖縄の奥深い屈折をリアルに描いて世に迎えられ、その後も沖縄の過去・現在・未来を重厚に見据えた話題作を相次いで発表。『小説・琉球処分』(1959~60)、『ぱなりぬすま幻想』(1972)、『神島(かみしま)』(1974)、『風の御主前(うしゅまい)』(1974)、『朝、上海に立ちつくす』(1983)などがある。ほかに『神の魚』(1989)、『日の果てから』(1993)、『対馬丸(つしままる)』(1994)、『かがやける荒野』(1995)など多数。71年沖縄県立沖縄史料編集所長、83年から86年まで県立博物館館長。[古林 尚]

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