大岡博(読み)オオオカ ヒロシ

20世紀日本人名事典 「大岡博」の解説

大岡 博
オオオカ ヒロシ

昭和期の歌人



生年
明治40(1907)年3月9日

没年
昭和56(1981)年10月1日

出生地
静岡県三島市

学歴〔年〕
沼津中学校〔大正13年〕卒

経歴
少年期より静岡県三島に定住。中学卒以後晩年まで教員生活。静岡県教職員組合委員長、県立児童会館長を務めた。俳句は昭和9年「菩提樹」(旧称「ふじばら」)を創刊主宰。11年窪田空穂入門。静岡県歌人協会を設立し初代会長。歌集に「渓流」ほか3冊、評論集に「日本抒情詩の発生とその周辺」「歌林提唱」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大岡博」の解説

大岡博 おおおか-ひろし

1907-1981 昭和時代の歌人。
明治40年3月9日生まれ。大岡信の父。豊島逃水(とよしま-にげみず),窪田空穂(くぼた-うつぼ)の指導をうける。昭和9年「菩提樹(ぼだいじゅ)」を創刊,主宰。35年静岡県歌人協会を創立し,初代会長。昭和56年10月1日死去。74歳。静岡県生まれ。沼津中学卒。歌集に「渓流」「南麓」「童女半跏」など。
格言など】蔵ひおきしわがマント着て受験生の群れゐるホームに子は行き隠る(「渓流」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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