大峰火山(読み)おおみねかざん

最新 地学事典 「大峰火山」の解説

おおみねかざん
大峰火山

Omine volcano

阿蘇カルデラ縁の西約5kmに噴出中心をもつ小火山で,阿蘇カルデラ火山の側火山。大峰火砕丘と高遊原たかゆうばる溶岩からなる単成火山で,噴出中心は赤井火山とともに阿蘇カルデラ西側の一連の活断層上に配列。大峰火砕丘は,底面直径約1km,比高200mで,山頂に径200mの火口があり,体積約0.03km3,軽石・スコリアの成層堆積物からなる。高遊原溶岩は,大峰火砕丘から西方に続く東西9km, 南北4kmの台地状の溶岩流で,厚さ約70~80m, 体積約2km3,火砕丘・溶岩とも輝石角閃石安山岩(SiO264%)。高遊原溶岩の台地は,その南東部を布田川断層で切断され,断層の北側部分は南東へ緩く傾く。現在の熊本空港はこの溶岩台地の上にある。噴出時期は,阿蘇火砕流のうちのAso-3とAso-4火砕流の間であり,噴出年代は,およそ10万年前。参考文献渡辺一徳ほか(1969) 地質雑,75巻

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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