日本歴史地名大系 「大御輪寺跡」の解説 大御輪寺跡だいごりんじあと 奈良県:桜井市三輪・纏向地区三輪村大御輪寺跡[現在地名]桜井市大字三輪大神(おおみわ)神社二の鳥居の傍らを北へ入った所、大直禰子(おおただねこ)神社の鎮座地にあったが、明治初年廃寺となる。大直禰子神社の神宮寺で、古くは大神寺・三輪(みわ)寺の名で史料にみえる。「延暦僧録」第二沙門釈浄三菩薩仏に、文室真人浄三が鑑真から菩薩戒を受けた後に大神寺で六門陀羅尼経を講じたことがみえ、「今昔物語集」巻二〇(高市中納言、正直ニ依リテ神ヲ感ゼシメタル語 第四十一)に「大和ノ国城上郡ニ三輪ト云フ郷、其ノ中納言ノ栖也。其ノ家ヲバ寺ト成テ三輪寺ト云フ」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by