大智 浩(読み)オオチ ヒロシ

20世紀日本人名事典 「大智 浩」の解説

大智 浩
オオチ ヒロシ

昭和期のグラフィックデザイナー 海外デザイン交流協会会長;実践女子大学教授。



生年
明治41(1908)年8月10日

没年
昭和49(1974)年7月18日

出生地
岡山県御津町

学歴〔年〕
東京美術学校図案科〔昭和13年〕卒

経歴
戦時中は宣伝・情報工作要員として南方従事。昭和24年に大智デザイン事務所を主宰。29年ニューヨークでグラフィック個展を開き注目された。同年世界的デザイナー団体AGI日本代表に選ばれる。出光興産や公明党のトレード・マークをデザインした。後、東京教育大学、金沢美術工芸大学、実践女子大学などの教壇に立ち、デザイン教育にも貢献、日本のグラフィック・デザインの開拓者として後輩の指導に当たった。また「デザインの色彩計画」「ポスターのデザイン」など著作も多く、デザイン雑誌「アイデア」のアートディレクターを長く務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android