1946年(昭和21)設立の金沢美術工芸専門学校が前身。大学憲章によれば,「学問を好み,伝統を愛し,美の創造を通じて人類の平和に貢献することを希求する金沢市民の熱意により,工芸美術の継承発展と,地域の文化と産業の振興を目指して」設立された。1950年に3年制の短期大学,55年に4年制の金沢美術工芸大学となって,2010年(平成22)に現行の公立大学法人へ移行した。2016年現在,石川県金沢市にキャンパスを構え,学士課程学生は722人。専任教員数は62人で教員1人当たりの学生数は約12人と少人数教育体制をとる。活動指針には「創作の意欲と能力を育てる教育の推進」「質の高い研究とオリジナリティの追求」などが掲げられている。卒業後は作家やデザイナー,教員や学芸員として活躍するほか,高度な専門技術を活かして民間企業へ就職する学生も多い。
著者: 戸村理
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
公立大学法人。1955年(昭和30)金沢美術工芸短期大学(1950年設立)を母体として設置された単科大学。設置者は金沢市であったが、2010年(平成22)に公立大学法人となる。美術科、デザイン科、工芸科の3学科7専攻からなる美術工芸学部と、美術工芸研究科の大学院課程、ならびに美術工芸研究所(1972年設置)をもつ。「加賀は天下の書府」と称された金沢の工芸美術の伝統の継承と、産業と直結する産業美術やデザインの教育研究を目ざしている。所在地は石川県金沢市小立野(こだつの)5-11-1。
[喜多村和之]
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