大水上神社(読み)おおみなかみじんじや

日本歴史地名大系 「大水上神社」の解説

大水上神社
おおみなかみじんじや

[現在地名]高瀬町羽方

みや川の水源地帯に鎮座祭神は大山積命・保牟多別命・宗像大神。旧県社。二宮にのみやさん・二宮八幡などと通称される。「延喜式」神名帳に載る小社「大水上オホミツカミノ神社」に比定される。二宮記録によれば讃岐国綾氏の祖武殻王の崇敬があつく、三野みの苅田かりた郡を社領として給されたと伝える。また空海が入唐の時、当社に参詣して和歌を詠んだともいう。「三代実録」貞観七年(八六五)一〇月九日条に正五位下に叙された記事がみえ、同一七年五月二七日条と元慶元年(八七七)三月四日条に正五位上に昇叙の記事が載る。なお貞観一七年の記事には「大水上天神」とある。二宮記録には二宮三社として大水上明神・三島竜神と八幡大神があげられており、元暦元年(一一八四)には源平両氏から戦勝祈願のため武具・願文が奉納されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大水上神社」の解説

大水上神社

香川県三豊市にある神社。「おおみなかみじんじゃ」と読む。延喜式内社「大水上(おおみつかみの)神社」に比定され、水の神として信仰を集める。祭神は大山積命(おおやまつみのみこと)。周辺地域は高瀬銘茶の産地

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事典・日本の観光資源 「大水上神社」の解説

大水上神社

(香川県三豊市)
香川のみどり100選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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