大津街道(読み)おおつかいどう

日本歴史地名大系 「大津街道」の解説

大津街道
おおつかいどう

伏見から大亀谷おおかめだに山科勧修寺やましなかんじゆじ(現山科区)を経て大津(現大津市)へ至る街道。「拾遺都名所図会」は「伏見より大亀谷を経て大津へいづる道は、秀吉公伏見御在城の時より開初し、今は関西の列侯吾妻へ参覲し給ふ時は、此道を通り東海道に趣き給ふ」と記す。

大津街道は、江戸時代参勤交代大名が、京都を避けて伏見宿から直接大津宿へ出る道筋となったために、特に重視された。江戸幕府道中奉行が作成した東海道分間延絵図にこの道筋が明示され、大津街道が、東海道の往還筋として公式に位置づけられていたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大津街道」の解説

大津街道

肥後国熊本と豊後国鶴崎を結ぶ豊後街道うち、熊本県熊本市から菊池郡大津町へ至る区間。現在の国道57号線にあたる。江戸時代の参勤交代にも利用された。沿道には樹齢300年を超える杉並木が見られる。「日本の道百選」(建設省)に選定されている。

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