20世紀日本人名事典 「大浜英子」の解説
大浜 英子
オオハマ ヒデコ
昭和期の社会評論家,婦人運動家 元・中央選挙管理会委員長;元・国民生活センター会長。
- 生年
- 明治34(1901)年11月11日
- 没年
- 昭和57(1982)年3月25日
- 出生地
- 京都府京都市
- 学歴〔年〕
- 日本女子大学師範家政科〔大正11年〕卒
- 経歴
- 弁護士・大浜信泉(のち早大総長)と結婚し、大正14年夫とともに渡英。帰国後、婦人参政権活動を行う婦人同志会を結成し、幹事となる。昭和14年司法省の人事調停委員になり、戦後、東京家裁調停委員となった。24年「読売新聞」「人生相談」欄回答者。婦人の地位向上、家族制度などについて啓発的な評論家として活躍し、“家裁調停委員”の代表的存在になった。36年女性初の中央選挙管理会委員長に互選され、以来12年間委員長をつとめ、公正選挙実現に尽力した。また、国民生活センター会長など数多くの役職を務めたことで知られる。著書に「新時代の婚姻と結婚」「妻の一生」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報