大田南岳(読み)オオタ ナンガク

20世紀日本人名事典 「大田南岳」の解説

大田 南岳
オオタ ナンガク

明治・大正期の俳人,画家



生年
明治6年10月2日(1873年)

没年
大正6(1917)年7月13日

出生地
東京・牛込

本名
大田 享

別名
号=杏花園

経歴
蜀山人大田南畝の裔で、俳諧絵画篆刻、釣、大弓、義太夫など多くの趣味をこなした。青年時代下条桂谷に画技を修め、のち尾崎紅葉、星野麦人とも親交があった。性格は瓢逸で、功利の外に超然としたその一生には奇行逸話が多い。晩年胃を病み、療養のため四谷から千葉の市川に移り、釣魚三昧に暮らした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大田南岳」の解説

大田南岳 おおた-なんがく

1873-1917 明治-大正時代の俳人,画家。
明治6年生まれ。大田南畝(なんぽ)の子孫。俳諧(はいかい),絵画,篆刻(てんこく),釣魚,義太夫などいずれにもすぐれた。下条(げじょう)桂谷にまなんで文人画もおさめた。尾崎紅葉や星野麦人らと親交があった。大正6年7月13日死去。45歳。東京出身。名は享。別号に杏花園。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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