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大量破壊兵器拡散防止構想 たいりょうはかいへいきかくさんぼうしこうそう Proliferation Security Initiative

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知恵蔵2015の解説

大量破壊兵器拡散防止構想

2003年に米政権が各国に協力を求めた武器拡散防止手段。賛同・参加する国が非合法の武器やミサイル技術を輸送中の船舶を捜索して、移転拡散を防止するもので、既存の拡散防止策よりも積極的な対応をする。また賛同・参加各国が武器とその技術の移転を阻止する広範囲な法的、外交的、経済的、軍事的、その他の手段を行使することも求めている。03年9月に珊瑚海で米国、オーストラリア、日本などが参加して最初の船舶立ち入り検査演習が実施された。07年中期までに75カ国が賛同、中国、インドは参加していないが、インドは07年9月にベンガル湾で実施された日本を含む5カ国海軍のPSI演習に加わっている。07年10月には相模湾で日本主催として第2回目の演習が17カ国の参加で実施された。公海上で船舶を検査するには船籍国の同意が必要で、米国は便宜置籍船が多いパナマと立ち入り検査に関する2カ国合意を締結した。これで外洋貨物船の17%に立ち入れるが、合意を結んでいない国の船に対しては、寄港地国の協力が必要となる。

(江畑謙介 拓殖大学海外事情研究所客員教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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