日本歴史地名大系 「天ヶ須賀村」の解説
天ヶ須賀村
あまがすかむら
文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳によれば、前前年の船数は「五拾集船二十四艘、漁船十二、瀬取船八」であった。戸数一八二、人口七八〇、うち一四戸に船役の負担があった。医師二名。寺院は村持の浄土真宗の道場があり、神社は鎮守として相殿の住吉・厳島大明神一社、ほかに山神が記される。また同時期の案内雑書(西尾市岩瀬文庫蔵)によれば、湊役米・網役・紺屋役の負担があるいっぽう、堤三九〇間に対する人足分の扶持が給されていた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報