天喜寺(読み)てんきじ

日本歴史地名大系 「天喜寺」の解説

天喜寺
てんきじ

[現在地名]上石津町一之瀬

久手(くて)にある臨済宗妙心寺派寺院。瑞岩山と号し本尊は聖観音。天喜五年(一〇五七)比叡山の僧玄良の開創、年号をもって寺名としたという。貞和三年(一三四七)永源(えいげん)寺(現滋賀県神崎郡永源寺町)の円応禅師の弟子定巌が臨済宗に改宗、のち自得(じとく)院・法喜(ほうき)院など五院を創建し、当寺に属させ、また足利基氏の帰依を受け寺領二〇〇石を寄進され寺運を興隆させた。定巌を中興の祖とする。永禄七年(一五六四)火災にかかったが、まもなく堂宇を再興、天正年中(一五七三―九二)豊臣秀吉によって寺領を削減され、このときから寺運が衰えたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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