天道干し(読み)テントウボシ

デジタル大辞泉 「天道干し」の意味・読み・例文・類語

てんとう‐ぼし〔テンタウ‐〕【天道干し】

日光にさらしてほすこと。
路上ござなどを敷き、商品を並べて商う店。大道店。ほしみせ。
夜店や―から買い廻りて」〈饗庭篁村権妻の果〉

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精選版 日本国語大辞典 「天道干し」の意味・読み・例文・類語

てんとう‐ぼしテンタウ‥【天道干】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「てんどうぼし」とも )
  2. 日光にさらし干すこと。日光に当てること。てんとぼし。てんこぼし。ひぼし。
    1. [初出の実例]「ほうろくぐんすに、ひの木ぢゃおけに水のみの、はたのかけたにてんだうぼしのいとまこはずをのまぬは人の道理なり」(出典:虎明本狂言・今神明(室町末‐近世初))
  3. 路上にござなどを敷き、品物をならべてあきなう店。大道店(だいどうみせ)露店。また、そのような商売をする人。大道商人
    1. 天道干<b>②</b>〈絵本風俗往来〉
      天道干〈絵本風俗往来〉
    2. [初出の実例]「天道干(テントウボシ)へぶらさげる様な革羽織でも」(出典:洒落本辰巳婦言(1798)四つ明の部)

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