日本歴史地名大系 「太良岳神社」の解説
太良岳神社
たらだけじんじや
現在の太良岳神社は、
多良岳は、標高一〇七六メートルの郡西南託羅之峯
、東流入
海」とあり、「筑後国風土記」逸文に「昔者 棟木一株 生
於郡家南
其高九百七十丈 朝日之影 蔽
肥前国藤津郡多良之峯
」とある。奈良時代から広く知られた名山。
「肥前古跡縁起」に
とある。太郎嶽年祭勧化略縁起によると、奈良時代の和銅年中(七〇八―七一五)に行基菩薩が自ら弥陀・釈迦・観音の三体の仏像を作って、太郎嶽三所大権現とあがめ、御尊体を大良岳に納めたとある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報