奈良絵(読み)ナラエ

デジタル大辞泉 「奈良絵」の意味・読み・例文・類語

なら‐え〔‐ヱ〕【奈良絵】

室町末期から江戸初期にかけて、冊子本奈良絵本)・絵巻物挿絵として描かれた絵画奈良興福寺などの絵仏師の作との説があるが、呼称は明治以降に生まれたもので、奈良との関係は不明。明るい彩色の素朴な作風特色とする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「奈良絵」の意味・読み・例文・類語

なら‐え‥ヱ【奈良絵】

  1. 〘 名詞 〙 室町末期から江戸時代にかけ、奈良の大寺院に属する絵仏師が緑青群青・丹・金銀泥・胡粉などで簡略に彩色して大量に描いた、物語などに取材した小品画。素朴な美しさがあり、主に庶民需要に応じた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む