デジタル大辞泉 「奈良絵」の意味・読み・例文・類語 なら‐え〔‐ヱ〕【奈▽良絵】 室町末期から江戸初期にかけて、冊子本(奈良絵本)・絵巻物の挿絵として描かれた絵画。奈良興福寺などの絵仏師の作との説があるが、呼称は明治以降に生まれたもので、奈良との関係は不明。明るい彩色の素朴な作風を特色とする。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「奈良絵」の意味・読み・例文・類語 なら‐え‥ヱ【奈良絵】 〘 名詞 〙 室町末期から江戸時代にかけ、奈良の大寺院に属する絵仏師が緑青・群青・丹・金銀泥・胡粉などで簡略に彩色して大量に描いた、物語などに取材した小品画。素朴な美しさがあり、主に庶民の需要に応じた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例