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群青 ぐんじょうultramarine

翻訳|ultramarine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

群青
ぐんじょう
ultramarine

絵具に用いられる青色の鉱物質粉末。1種類の鉱物とはかぎらない。青鉛鉱は鉛と銅の硫酸塩色を示し,粉末にして用いられた。天藍石系のものも青色半透明で,青金石黄鉄鉱輝石の小さい鉱物の集合体も青色で,粉末にして群青になる。近年はおもに黄土炭酸ソーダ,硫黄,炭などの帯赤色混合物を粉末にしてつくる。

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デジタル大辞泉の解説

ぐん‐じょう〔‐ジヤウ〕【群青】

鮮やかな藍青(らんせい)色の絵の具。また、その色。藍銅鉱(らんどうこう)を原料として製する。「群青の大海原」
青色顔料の一。カオリン珪藻土硫黄炭酸ナトリウム還元剤を配合し、焼成して得られる。絵の具・塗料・印刷インキプラスチックの着色に用いる。ウルトラマリン

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百科事典マイペディアの解説

群青【ぐんじょう】

ウルトラマリン

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

ぐんじょう【群青】

沖縄の泡盛。酒名は、沖縄の美しい空と海の色にちなみ命名。ライトタイプの一般酒。原料はタイ米黒麹。アルコール度数20%。蔵元の「上原酒造」は昭和22年(1947)創業。所在地は糸満市字座波。

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大辞林 第三版の解説

ぐんじょう【群青】

青色の無機顔料の一。本来はラピスラズリの粉末であるが、ケイ砂・カオリン・硫黄・炭酸ナトリウムなどを焼成して合成される。絵の具・塗料・印刷インクなどに用いる。ウルトラ-マリン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

群青
ぐんじょう
ultramarine

古代、天然の瑠璃(るり)石lapis lazuriを粉砕、精製して得られた高価な青色顔料。1828年ドイツのグメーリンChristian Gottlob Gmelin(1792―1860)により初めて合成法が考案された。ウルトラマリンともいう。製法は、カオリン、珪藻土(けいそうど)、硫黄(いおう)、炭酸ナトリウム、および還元剤として木炭、樹脂などを配合、750~850℃で40~50時間焼成後、発色不良部を選別除去し、生成物の硫酸ナトリウムを水洗により除く。その組織はNa6-xAl6-xSi6+xO24NaySzでx<1。ソーダライト(Na6Al6Si6O242NaCl)群に属し、色調は焼成条件などにより青のほか紫、ピンク、緑と種々あるが、構造はすべて立方晶である。(SiAl)O4四面体からなるバスケット(籠(かご))状の骨格構造をもつアルミノシリケートである。結晶構造を破壊せずにイオン交換が可能で、これはゼオライトと同様、骨格がじょうぶで、その中に大きな空隙(くうげき)が存在するためであるが、ゼオライトと異なり無水である。この組成で硫黄の原子価はyで、この値が2以下になると青の発色が濃くなり、1以下ではさらに深い青となる。群青は遷移元素イオンをまったく含まないで、深青色の発色をするが、その原因は、結晶内に酸化数の異なる幾種かの硫黄が共存し、その間の共鳴に起因すると考えられている。空気中では300℃ぐらいまでは安定で、耐酸性は低く、耐アルカリ性は一般によいが、強アルカリ性下でCa2+が存在すると、群青中のNa+が交換され退色するので、セメントの着色には適さない。隠蔽(いんぺい)力は小さい。絵の具、塗料、印刷インキ、プラスチックの着色剤に用いられる。[大塚 淳]

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世界大百科事典内の群青の言及

【ウルトラマリン】より

…群青(ぐんじよう)ともいい,紺青(こんじよう)(プルシアンブルー)とともに代表的な青色無機顔料である。硫黄を含むアルミノシリケート錯体の微粒子で,分子構造には定説はないが,一例としてNa8(Al6Si6O24)S(2~4)が提唱されている。…

【絵具】より

…岩絵具は美しく堅牢だが,鮮やかな色の原料は,産出地や量が限られているために古代から貴重であり高価であった。その代表は群青(ぐんじよう)と呼ばれる青色の絵具で,中国産の良質な群青の高価なことは正倉院文書にも記載されている。群青の主成分は塩基性炭酸銅で,その微粒子のものをとくに白群といった。…

【顔料】より

…ナトリウム塩をカルシウム塩,あるいはバリウム塩にすると,色素は不溶性となり,いわゆるアゾレーキazolake型の顔料として着色に使用される。染料
【無機顔料】
 昔の無機顔料はおもに天然の鉱物を粉末にしたもので,白亜,胡粉(ごふん),べんがら(弁柄),黄土,辰砂,緑青(ろくしよう)(クジャク石),群青(ぐんじよう)(ルリ石),油煙などがその例であるが,近年は合成無機顔料が多く用いられている。無機顔料は一般に耐光堅牢度,耐熱性,耐昇華性,溶媒・展色剤に対する不溶性などの点で優れているが,色調は鮮明でなく,不透明で着色力も小さい。…

【塗料】より

…ルネサンス(14~16世紀)には多くの顔料を使用して多彩な絵が描かれ,レオナルド・ダ・ビンチは種々の顔料について,その製法や処方を詳細に記述している。12世紀ころ,東洋からヨーロッパへ茜(あかね)や藍(あい)が渡り,さらに群青(ラピスラズリから抽出精製したもの)が渡っていた。鉛丹も朱もヨーロッパでの応用は東洋より遅れていた。…

【ラピスラズリ】より

…ラピスラズリはペルシア語の紺碧色を意味するlāzhwardに,ラテン語で石を意味するlapisをつけたもの。日本でも瑠璃(るり)と称して七宝の一つに数えられ,また〈群青(ぐんじよう)〉と呼ぶ青色の岩絵具として昔から用いられてきた。【近山 晶】 ラピスラズリはアウインhaüyne(藍方石),ノゼアンnosean(黝(ゆう)方石),ラズライトlazurite,ソーダライトsodalite(方ソーダ石)が固溶体を形成するソーダライト族の鉱物である。…

※「群青」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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