(読み)エキ

デジタル大辞泉 「奕」の意味・読み・例文・類語

えき【×奕】

碁を打つこと。
「桃の実の大なるをひつつ―の手段を見る」〈読・雨月・夢応の鯉魚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「奕」の読み・字形・画数・意味


9画

[字音] エキ・ヤク
[字訓] おおきい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は亦(えき)。〔説文〕十下に「大なり。大(たつ)に從ひ、亦聲」という。この大は、「天は大なり、地は大なり、人も亦た大なり」という大小の大とは別構の字とするが、両者区別があるとはみえない。亦は両腋両手を拡げて立つ姿の大きく立派なことをいう。

[訓義]
1. おおきい。
2. うつくしい。
3. に通じ、博いごばくち

[古辞書の訓]
字鏡集〕奕 オホキナリ・カサヌ・ユク・ウレフ

[熟語]
奕奕奕赫奕棋奕世奕代・奕致奕葉
[下接語]
英奕・婉奕・格奕・赫奕・観奕・戯奕・善奕・博奕

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android