奥津渓(読み)おくつけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「奥津渓」の意味・わかりやすい解説

奥津渓
おくつけい

岡山県北部、苫田(とまた)郡鏡野町奥津川西にある峡谷吉井川本流の上流部、奥津川の延長約3キロメートルにわたり渓谷美に富み、段丘面には奥津甌穴(おうけつ)もある。紅葉名所として知られ、国の名勝指定。JR津山線津山駅からバスが通じる。

[由比浜省吾]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 おかやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「奥津渓」の意味・わかりやすい解説

奥津渓
おくつけい

岡山県北部,鏡野町奥津にある吉井川上流の渓谷。国指定名勝。中国山地隆起に伴う下方浸食復活結果,形成されたもの。奥津温泉付近にあり,特に大釣温泉付近にみごとな甌穴がみられる。付近の岩石段丘と甌穴は約 2kmにわたって続き谷底には奇岩が多く,特に秋の紅葉の頃は探勝者が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む