鏡野町(読み)かがみのちよう

日本歴史地名大系 「鏡野町」の解説

鏡野町
かがみのちよう

面積:一二一・八一平方キロ

苫田郡の中央部から南西部に位置し、東は津山市・加茂かも町、西は奥津おくつ町・とみ村と真庭まにわ久世くせ町、南は久米くめ久米町に接し、北は上齋原かみさいばら村に連なる。北部や西部には花知はなちせん(一二四七・五メートル)つのせん(一一五二・七メートル)いずみ(一二〇九・一メートル)の中国山地の連峰がそびえる。町の中央部を南北に香々美かがみ川が貫流し、西部には吉井川が迂回して流れる。両川は南部で合流し、この二河川に挟まれた地域の平野部が町の中心部をなす。


鏡野町
かがみのちよう

2005年3月1日:苫田郡上斎原村奥津町・鏡野町・富村合併
【上齋原村】岡山県:苫田郡
【奥津町】岡山県:苫田郡
【鏡野町】岡山県:苫田郡
【富村】岡山県:苫田郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鏡野町」の意味・わかりやすい解説

鏡野〔町〕
かがみの

岡山県北部,中国山地から津山盆地西部に広がり,吉井川とその支流域にある町。北は鳥取県に接する。 1952年芳野村大野村小田村中谷村,香々美南村,香々美北村の6村が合体して町制。 1955年郷村を編入。 2005年村,奥津町,上齋原村と合体。北部の山間地域は林業肉牛の飼育が主。南部は開析扇状地谷底平野を中心に農業が行なわれる。古墳時代に鏡作部がこの地を開拓したといわれ,条里制の遺構が現存する。男山 (おんやま) や女山 (めんやま) には玄武岩の柱状節理がみられ,伝統の地蔵踊りとともに知られる。北部は氷ノ山後山那岐山国定公園湯原奥津県立自然公園に属する。吉井川上流の奥津温泉は美作三湯の一つ。中国縦貫自動車道の院庄インターチェンジがあり,国道 179号線,482号線が通じる。面積 419.68km2。人口 1万2062(2020)。

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