奪胎・脱胎(読み)だったい

精選版 日本国語大辞典 「奪胎・脱胎」の意味・読み・例文・類語

だっ‐たい【奪胎・脱胎】

〘名〙
将来之日本(1886)〈徳富蘇峰緒言「余が議論原理は泰西諸学士の思想より脱胎し来るもの少からず」 〔冷斎夜話‐巻一・換骨奪胎法〕
磁器一種。素土が少なく、ほとんど釉(うわぐすり)だけのように見える磁器。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初「薬を用て脱胎する者は其罪、密通より重し」

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