妄動(読み)モウドウ

デジタル大辞泉 「妄動」の意味・読み・例文・類語

もう‐どう〔マウ‐〕【妄動/盲動】

[名](スル)考えもなくむやみに行動すること。分別を欠いた行動。ぼうどう。「軽挙―」
「千差万様な人間をば、一様に―させる運命の声」〈荷風・ふらんす物語

ぼう‐どう〔バウ‐〕【妄動】

[名](スル)もうどう(妄動)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「妄動」の意味・読み・例文・類語

もう‐どうマウ‥【妄動・盲動】

  1. 〘 名詞 〙 無分別に事を起こすこと。理非をわきまえない行動。ぼうどう。
    1. [初出の実例]「天旨重降、無命、忘其妄動、叙彼優劣」(出典江談抄(1111頃)四)
    2. 「おさき真闇に盲動する汽車はあぶない標本の一つである」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一三)

ぼう‐どうバウ‥【妄動】

  1. 〘 名詞 〙 無分別に事を起こすこと。理非をわきまえない行動。無法な行動。もうどう。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔戦国策‐燕策〕

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普及版 字通 「妄動」の読み・字形・画数・意味

【妄動】もうどう

軽々しく行動する。

字通「妄」の項目を見る

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