現代外国人名録2016 「婁正綱」の解説
婁 正綱
ロウ・セイコウ
Lou Zheng-gang
- 職業・肩書
- 書家,画家
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1967年5月20日
- 出生地
- 黒龍江省鶏西市
- 学歴
- 中央美術学院,北京大学中退
- 経歴
- 6歳から父親の手ほどきで書道を始め、1979年12歳のとき“智力超常児童”として中国政府の特別許可で中央美術学院に入学、14歳で中国書法家協会会員に選ばれるなど、早くから天才ぶりをうたわれる。この間、中国の全国少年児童書道大会(’80年)、オーストラリアでの国際書道大会(’81年)などで入賞、カナダでの初の海外個展(同)も好評を博す。’82〜84年活動を休止し、修行に専念。’86年初来日。以後日本に在住し、世界中で活躍。のち’93年渡米、ユニセフに作品22点の著作権を寄付。’94年作品「飛去的花」が“国際防災の10年”のデザインに使われる。’96年ニューヨークで新作展を開催。’98年中国政府と共同で正綱芸術教育発展基金を設立、’99年5月同基金で正綱芸術実験学校が開設される。同年8月パリで開催された中国文化週間に中国の芸術家を代表して出品。画は水墨画の伝統に油絵の技法を取り入れたもので、中国の伝統的な芸術形式によりながら、現代的な息吹を感じさせるのが特色。2007年中国国家博物館に現代アートでは初めて34作品が収蔵される。ニューヨークにアトリエを持ち、北京、東京、ニューヨークを往復。著書に「こころ」「心の絆」「心のことば」「残したい言葉」など。2004〜2006年テレビ東京「こころの書」にレギュラー出演した。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報