デジタル大辞泉
「嫡妻」の意味・読み・例文・類語
むかい‐め〔むかひ‐〕【嫡=妻/正=妃】
《「向かい女」の意》正妻。本妻。
「わが女須世理毘売を―として」〈記・上〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちゃく‐さい【嫡妻】
- 〘 名詞 〙 公的に認められた妻。嫡室。嫡婦。本妻。正妻。正室。てきさい。
- [初出の実例]「今聞、承前国造兼二帯神主一、新任之日即棄二嫡妻一、仍多娶二百姓女子一号為二神宮采女一、便娶為レ妾、莫レ知二限極一」(出典:類聚三代格‐一・延暦一七年(798)一〇月一一日)
- [その他の文献]〔爾雅〕
むかい‐めむかひ‥【嫡妻】
- 〘 名詞 〙 ( 「向かい女(め)」の意 ) 正式の妻。本妻。正妻。側女(そばめ)に対していう。
- [初出の実例]「媛蹈韛五十鈴媛命を納(めしい)れて、正妃(ムカヒメ)と為(し)たまふ」(出典:日本書紀(720)神武即位前(北野本訓))
てき‐さい【嫡妻】
- 〘 名詞 〙 ( 「てき」は「嫡」の漢音 ) 正式の妻。本妻。正室。ちゃくさい。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「嫡妻」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の嫡妻の言及
【庶子】より
…一般には,中国,朝鮮,日本の旧社会において一家の家督を嗣ぐ[嫡子]に対して,他の傍系一族員を呼ぶ場合の呼称である。また嫡妻(正妻)の子どもに対する庶妻の子どもたちという意味も存在する。しかし庶子の語は歴史上,異なった意味をもって使用されてきたことに注意しなければならない。…
※「嫡妻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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