嫡室(読み)チャクシツ

精選版 日本国語大辞典 「嫡室」の意味・読み・例文・類語

ちゃく‐しつ【嫡室】

  1. 〘 名詞 〙ちゃくさい(嫡妻)
    1. [初出の実例]「摂籙之嫡室、皇后之母儀也」(出典:本朝世紀‐久安五年(1149)一〇月一六日)
    2. [その他の文献]〔蜀志‐先主甘后伝〕

てき‐しつ【嫡室】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「てき」は「嫡」の漢音 ) 正妻本妻正室。ちゃくしつ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「嫡室」の読み・字形・画数・意味

【嫡室】てきしつ・ちやくしつ

正殿。また、正夫人。〔三国志、蜀、先主甘皇后伝〕沛の人なり。先(い)れて以て妾と爲す。先(しばしば)室を喪(うしな)ふ。常に事を攝し、~後を生む。

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